あなたの職場はどう?エンジニアが職場に不満を感じる7つのこと
会社に所属しながらエンジニアとして働く…
いわゆる「社内SE」が職場に不満を感じるのは、どんな時なのでしょうか?
今回は、世間のエンジニア・社内SEの方たちが抱く、職場への不満をまとめてみましたので…
あなたはいくつ当てはまっているか…
また、この不満が爆発する前に、どうするべきか…を一緒に考えていきましょう。
見出し読みする
エンジニアが職場に不満を感じる7つのこと
不満その①:エンジニアなのに…給料が安い
結論から言えば……
☞ エンジニアが職場に不満に感じる堂々の1位は…「給料・待遇面への不満」です。
あなたは今の「給料・待遇面」に満足していますか?
ただでさえ、IT化の発展や、デザイン性を重視する時代が来ているというのに…
まだまだエンジニアの価値を理解していない企業が日本には多いのでしょう。
ちなみに、IT大国アメリカのエンジニアの平均年収は…
アメリカと日本のエンジニアの給料比較
☞ アメリカ:857万円(※1)
☞ 日本:441万円 (※2)
2013年に発表されたアメリカの高給企業ランキング(※3)によると…
- Yahoo!:1482万円
- Google:1446万円
- twitter:1420万円
- Apple:1418万円
- Facebook:1382万円
- Microsoft:1235万円
となっており、アメリカのエンジニアは、日本のエンジニアの年収と比較すると桁違いの高収入です。
また、フリーエンジニアとして働いているエンジニアの場合も高額な年収を得られる場合が多く…
- 全米のフリーランスエンジニアの平均年収:864万円
- ニューヨーク:1058万円
- シリコンバレーがあるサンフランシスコ:1263万円
にも上ります。
これらのデータから、いかにアメリカのエンジニアが給料の面で恵まれているかが伺えます。(※4,5,6)※1: Software Engineer Salary (United States)
※2:Software Engineer Salary (Japan)
※3: Ranking Glassdoor’s 25 Highest Paying CompaniesforSoftware Engineers
※4: Freelance Engineer Salary
※5: Freelance Engineer Salary in New York
※6: Freelance Mechanical Engineer Salary inSanFrancisco, CA
これらは2013年の実績になるため、5年近く経った今ではもっと高額になっていることでしょう。
さすがIT大国…夢がありますよね?
さらに、世界のエンジニアに聞いた「給料・報酬に対する満足度」では…
このように…
アメリカやインドのようなIT大国では、給与と比例して「満足度」も高いようですね。
日本の満足度の低さにも驚かされますが…。
不満その②:エンジニアとしての仕事がイマイチ
次に不満を感じるのは…
☞ エンジニアとしての仕事内容・業務内容への不満!
本来、エンジニアを目指した目的や、あの頃の野望などとはかけ離れた業務をこなしていませんか?
エンジニアの世界は奥が深く、また終わりのない世界です。
毎日同じ業務を繰り返すよりも、もっと独創的で、もっと何かの役に立つ仕事がしたい…
といった熱い想いを持っているエンジニアは多いのです。
また、こんな声もありました。
►『覚えた言語が活かされない業務をやらされている』
►『得意言語の業務がほとんどない』
►『会社のソフトウェアが古くて、新しい言語に対応していない』
などの「エンジニアあるある」も。
ひとくくりに「エンジニア=パソコンを使って仕事をする人」くらいの認識を持っている企業はまだまだ多いようですね。
不満その③:やっぱり…人間関係!?
次に、不満が多いのは…
☞ エンジニアに関わらず…職場への不満の王道…人間関係!
特にエンジニアの場合は、上司や会社全体が、「エンジニア」という職種への理解が足りないことから生まれていることもあります。
►『営業がクライアントに安請け合いしてきた』
►『業務をすべて丸投げされる』
►『上司が言語やプログラムについて理解が足りない』
►『何でもできると勘違いされている』
などなど…
「エンジニア=何でもスグにできる」と勘違いされているケースも多いようです。
これでは、エンジニアが育たない…待遇が良くならない…というのも頷けます。
不満その④:エンジニアとしてのスキルが磨けない
☞ やっぱりエンジニアとしてのスキルアップを求めている方にとっては、職場環境は不満ですよね??
根本的に、SEやエンジニアへの理解が足りていない環境では、スキルアップなどは望めません。
学生時代に覚えた言語やプログラムだけでは、エンジニアとしては生きていけません。
- より高度なもの…
- 最新の技術・スキル…
- 効率化されたソフトウェアの開発…など…
エンジニアの世界は、常に進化し続けています。
エンジニアとしての理解が薄い会社に何十年いても、スキルアップが望めない…と感じるのは無理もありません。
せっかくエンジニアとして活躍しているのであれば、一つのところに固執せず、もっともっと羽ばたいていって欲しいものです。
不満その⑤:仕事に対しての正当な評価をしてくれない
☞「エンジニアとしての評価=給料面」だったりもしますが…やはり、正当な評価は欲しいものです!
日本では残念ながら、「特許」を取っても、その特許自体は会社が利権を握ってしまい…
その利権で、たとえ何億…何十億…という利益を生んだとしても、開発した本人にはそれなりの報酬しか支払われないのが現実です。
エンジニアの種類や職種によっては、「特許開発」に近いところがあります。
オリジナリティを出したシステムを組んだとしても…
それはすべて会社の…もしくは上司の手柄…。
そんな環境でモチベーションを上げろ…というのはおかしな話ですよね?
エンジニアは、正当な人事評価がされにくい職種でもあります。
こうなったら…
フリーランスエンジニアにでもいっそなった方が、あなたのためかもしれませんね。
不満その⑥:社風が合わない
ここからは、エンジニアに限った話ではなくなってきますが…
☞ やはり、社風とあなたのタイプが違うと、それだけで居心地が悪くなり、ストレスも急増します。
入社当初と上司が変わったり、社長の代が変わって、社風が一変した…。
という話はよくあることですが、退社することにネガティブな風潮のある日本では…
変ってしまった社風にも、仕方なく合わせることが美徳とされる傾向にあります。
ただ、あなたは「エンジニア」です。
手に職のあるエンジニアは、職を選べる…と言っても過言ではありません。
社風が合わないような会社は、早めに見切りをつけてみてはいかがですか?
不満その⑦:エンジニアフリーランスへの憧れ
会社勤めは、当然のように「会社のルール」に従って働かなければなりません。
もちろん、会社に守られる部分も多々あります。
アメリカやインドのように、個人実力主義ではない分…
社会保険制度が充実していたり…福利厚生で従業員を囲う…これが日本企業のセオリーでもあります。
しかし、今あなたが抱えている不満は、そういった次元ではありませんよね?
☞ フリーランスエンジニアへの憧れから、今の不満につながっていはいませんか!?
もしも…
会社というものが負担となって、今の不満が出ているのであれば…
フリーランスになる…という選択肢はどうでしょうか?
☞ 次の『フリーランスエンジニアのメリット・デメリット』で、フリーランスに関して詳しくご紹介していますので参考にしてみてください。
不安なことも多々あるとは思いますが、今は「売り手市場」…
つまり、「エンジニアが仕事を選べる時代」です。
フリーランスになって、自分のペースで好きなだけ報酬を受け取る…。
そんな理想的な働き方も、視野に入れてみてはいかがでしょうか?
関連記事
☞ そんなエンジニアがフリーランスになったら?どんなメリット・デメリットがあるのか…?詳しくはこちら
まとめ
今回参考にしたのは、転職経験のある20代・30代のエンジニア300人を対象とした…
次のアンケート結果です。
いくつあなたに当てはまりましたか?
1つでも当てはまっているのであれば、最後にご紹介したように…
「フリーランスという働き方もある」と頭の片隅に入れておくのも良いでしょう。
もちろん、それだけがすべてではありませんが…
今の職場で「社畜」になる前に、いろいろと考えてみても良いかもしれませんね。
エンジニアが職場に不満に感じていること【アンケート結果】
エンジニア300人を対象に転職にまつわるアンケート調査が行われた。
「転職」を考えた際の理由を聞いたところ、
- 「その時の給与・待遇への不満」(136人)
- 「その時の仕事内容に不満があった」(112人)
- 「その時の職場の人間関係に不満があった」(91人)
- 「自分自身のスキルを別の場所でもっと磨きたいと思った」(68人)
- 「正当な人事評価がされていないと感じた」(49人)
- 「企業理念や社風が自分に合わないと感じた」(45人)
- 「楽しそうに働いている友人を見て影響を受けた」(14人)
次に…実際に転職活動をする際…選ぶ際に何を重要視するか聞いたところ…
- 「給与・待遇」(86.0%)
- 「勤務地」(84.7%)
- 「職種」(83.0%)
さらに…
「転職活動の際、正直、早く内定をもらいたいがために、雇用条件面等で妥協した点がありますか?」との質問には…
- 「はい(妥協した)」44.2%
- 「いいえ(妥協しなかった)」55.8%
また、上記で「はい(妥協した)」と答えた人に…
「早く内定をもらいたいがために雇用条件面等でどの程度妥協しましたか」を聞いたところ…
- 「給与・待遇」68.8%
- 「勤務地」31.3%
- 「業種」「勤務時間」30.0%
多くの人が「給与・待遇への不満」で転職を決めながら…
実際の入職に関しては「給与・待遇面」で妥協したという人が多いようだ。※ 複数回答形式
※ 調査対象:エンジニア職に就く(または就いていた)男女/1都3県在住、25~39歳
※ 回答数300人(トライアロー株式会社の調査による)
引用:exciteニュース
関連記事
☞もしもあなたがエンジニアとして「転職」を考えているなら…是非参考にしてみてください